公開日:2025.03.11更新日:2025.03.11
開張足とは

開張足とは、足の横アーチ(土踏まずの横の部分)が崩れて平らになる状態を指します。足の前方部分が横に広がり、親指や小指の付け根に負担がかかるため、外反母趾やタコ・魚の目の原因になることもあります。
開張足の原因
靴の影響
- ヒールの高い靴 → つま先に負担が集中し、横アーチが崩れる。
- 幅の狭い靴 → 指が圧迫され、正しいアーチを維持できなくなる。
加齢・筋力低下
- 足裏の筋力が低下すると、アーチを支える力が弱まり崩れやすくなる。
- 特に女性は筋力が弱く、靴の影響を受けやすいため、開張足になりやすい。
長時間の立ち仕事・歩き方のクセ
- 足の指を使わずにペタペタ歩くと、アーチが崩れやすくなる。
- 長時間の立ち仕事や歩行で足に負担がかかる。
開張足の症状
✅ 足の横幅が広がり、靴がきつく感じる
✅ 親指の付け根が痛い(外反母趾になりやすい)
✅ 足裏のタコ・魚の目が増える
✅ 歩くと足の前方が痛くなる(モートン病の原因にも)
改善・予防方法
足に合った靴を選ぶ
- クッション性のある靴を選ぶ。
- ヒールは3~4cm以下がベスト。
- 幅が広すぎる靴もNG(フィットしないと逆に足に負担がかかる)。
インソール・パッドを活用
- 横アーチを支えるインソールを使用すると、負担が軽減される。
- 中足骨パッド(メタパッド)を入れると、前足部の圧力が分散される。
足の筋力を鍛えるストレッチ・トレーニング
①タオルギャザー
➡ 足の指でタオルを手繰り寄せる(足裏の筋力UP)。
②グーチョキパー運動
➡ 足の指で「グー・チョキ・パー」を繰り返す(指の力を鍛える)。
③ つま先立ち運動
➡ かかとを上げてつま先立ちし、アーチを意識する。
ひどい場合は?
✅ 専門のフットケアや整形外科で診察を受ける
✅ 足底板(アーチサポートインソール)を作る
✅ 症状が進行すると、歩行困難になることもあるので早めのケアが大切!