公開日:2025.01.17更新日:2025.02.14
胼胝(べんち)とは

※ドクターネイル爪革命サイト内(写真)-たこ・魚の目ケアの事例69
皮膚の表面が硬く盛り上がる皮膚の異常で、一般的に「たこ」と呼ばれます。ここでは、「胼胝」の原因・対処・予防法についてご紹介いたします。
胼胝(タコ)とは
タコも魚の目も、皮膚の一部分が「慢性的な刺激」を受け続けることによって、その部位を守るために表面の角質層が厚く硬くなってできる病変です。
たこは足の裏にできる他、足の裏以外にも、その人の生活習慣で慢性的な刺激が加わる部位にもできます。例えば正座の習慣で足の甲にできる「座りだこ」や長時間ペンを握る習慣によって指にできる「ペンだこ」などがあります。通常、痛みはありません。
胼胝(タコ)の原因
うおのめ同様、靴による圧迫の他、生活習慣の中で皮膚の一部に圧力がかかることが原因。また、高齢者や更年期の女性、糖尿病など血行が悪くなる病気があると、たこができやすくなる。
- 靴による圧迫
靴が小さすぎたり、つま先が狭かったりして足指が圧迫されることによってタコができることがあります。
- 生活習慣の中で皮膚の一部に圧力がかかる
正座の習慣で足の甲にできる「座りだこ」や長時間ペンを握る習慣によって指にできる「ペンだこ」などがありますが通常、痛みはありません。
- 姿勢
O脚の人は、歩行時や立っている時に体重が足の外側にかかりやすい傾向があります。これにより、特に小指の部分に負荷が集中しやすくなり、その結果タコが形成されやすくなります。体重が足の外側にかかると、歩行時に小指に過剰な圧力がかかります。この圧力が繰り返されることで、皮膚が硬くなりタコができやすくなります。

- 更年期の女性/糖尿病
更年期の女性や糖尿病の方の足裏にタコができることがあります。タコは、皮膚の角質が圧迫や摩擦などの刺激によって厚く硬くなることで発生します。更年期は血行が悪くなる病気のひとつであるため、タコができやすくなる要因のひとつです。
- 加齢
加齢に伴ってたこができやすくなるのは、次のような理由が考えられます。- 皮下脂肪や筋肉が減少し、皮膚が骨に直接当たる
- 足指の変形(外反母趾、内反小趾など)により、姿勢や歩行のバランスが崩れる
- 血行不良や皮膚の新陳代謝の低下により、古い角質がはがれにくくなる
- 皮膚が乾燥しやすくなる
胼胝(タコ)の対処法
以下の対処方法が考えられます。
・市販薬でやわらかくしてから削る
・皮膚科医を受診
・フットケア専門サロンに相談する
胼胝(タコ)を予防するために
胼胝の原因は、皮膚の一部分が「慢性的な刺激」を受け続けることによって、その部位を守るために表面の角質層が厚く硬くなる皮膚の異常です。つまり、予防をするには、慢性的な刺激を与えないようにすることです。一般的な予防策として以下を検討してみてください。(魚の目も同様の予防対策になります)
<予防策>
・足に合った靴を履く
・乾燥に気をつけ日ごろからケアをし、足指を清潔に保つ
・歩き方の改善
魚の目とタコの違いについては→こちら