公開日:2025.03.28更新日:2025.03.28
爪白癬

爪白癬(つめはくせん)は、爪に感染する白癬(皮膚糸状菌)によって引き起こされる真菌感染症です。足白癬(水虫)の一種であり、特に足の爪に多く発生しますが、手の爪にも感染することがあります。
症状
- 爪の変色(白色、黄色、または褐色になる)
- 爪の肥厚(分厚くなり、変形する)
- 爪の脆弱化(もろくなり、ボロボロ崩れる)
- 爪の変形(湾曲したり、ボコボコになる)
原因
- 皮膚糸状菌(トリコフィトン属など)による感染
- 足白癬(水虫)からの波及
- 高温多湿な環境(長時間の靴の着用など)
- 免疫力の低下や加齢
- 共同浴場、プール、ジムなどでの感染
治療方法
外用薬
- 軽症の場合、抗真菌薬の塗り薬(エフィナコナゾール、ルリコナゾールなど)を使用
内服薬
- 重症の場合、抗真菌薬の内服(イトラコナゾール、テルビナフィンなど)が効果的
レーザー治療
- 医療機関で行う方法。効果が期待できるが、自由診療の場合が多い
予防とケア
- 爪を清潔に保つ
- 乾燥を心がける
- 共有のタオルやスリッパを避ける
- 通気性のよい靴や靴下を選ぶ
爪白癬は自然治癒しにくいため、気になる症状があれば早めに皮膚科を受診するのがおすすめです!