公開日:2025.05.04更新日:2025.05.05
魚の目はセルフケアについて


魚の目は、市販の薬を買って自分でケア出来るのでしょうか?

インターネット等の記事を読んでご自身でケアをするのはやめて下さい。無理に角質を引っ張って真皮層まで裂けてしまった場合、出血や痛みがおこる可能性もあります。
真似するのが危険な理由
インターネットの情報の中で、フットケアの専門家でない方の記事が検索上位にくることがあります。「魚の目 引っこ抜く」と検索する方が多いため、集客目的で動画や記事を作成しているケースがあります。これらの記事を鵜呑みにして真似するのは危険です。
▶︎市販のスピール膏は、魚の目の芯が浅い時にのみ有効
市販のスピール膏とは、薬剤を皮膚に浸透させてふやけさせるものです。芯が深い場合には、ふやけさせるまで何度も繰り返し薬剤を貼り、2~3日単位の時間がかかる場合もあります。芯の大きさや深さ次第で、長い時間をかけてふやけさせることになります。
その状態で、柔らかくなった皮膚から魚の目の芯を自分で引っこ抜くというのは、不要な角質と正常な角質をきれいに引き剥がすということです。
しかし、必ずしも境目がきれいに剥がれるとは限りません。無理に引っ張って裂け目が真皮層に達してしまえば出血することもあるでしょうし、逆に浅いところで角質が裂ければ、魚の目の芯が残る可能性もあります。
▶︎悪化させるリスク、勘違いにも注意
さらにピンセットや毛抜きであれこれ皮膚を傷つけてしまえば、雑菌が入って炎症を起こしてしまうことも考えられます。
もちろん、軽度の魚の目なら市販のスピール膏などで解決することはあります。引っこ抜く方法が書かれている記事を読むと「深い芯でも簡単に取れるようなイメージ」を与えていますが、そんなに簡単ではありません。芯が深くにある方がそれらの記事を読んで悪化させることがないよう、気を付けてください。
また、ウオノメと関係なく皮膚が炎症を起こして痛みがある場合や、魚の目ではない可能性がある場合(イボなど)には、皮膚科の医師に診てもらうことをおすすめします。
▶︎専門のフットケアサロンの処置
フットケアサロンでは、魚の目の芯や周囲の固い角質を削り、即日のうちに痛みが解消します。魚の目の芯は皮膚の深い位置にあるため、真皮層を傷つけないように丁寧に確認をしながら、痛みの元となる芯を削ってもらえます。
一度お近くのフットケアサロンへお尋ねください。