足病用語集

足病用語集

公開日:2025.05.06更新日:2025.05.06

巻き爪とは

巻き爪(まきづめ)とは、足の爪(主に親指の爪)が内側に巻き込むように曲がり、皮膚に食い込んでしまう状態を指します。医療用語では「陥入爪(かんにゅうそう)」とも呼ばれることがありますが、厳密には巻き爪と陥入爪はやや異なるものとされています。

巻き爪の特徴

  • 爪の端が内側に巻き込む(U字やC字のような形になる)
  • 巻き込みが進行すると、爪が皮膚に食い込んで炎症や痛みを起こすことがある
  • 主に足の親指に多いが、他の指にも起こりうる

巻き爪の原因

  • 靴の圧迫(先が細い靴、ヒールなど)
  • 爪の切り方(深爪、角を丸く切りすぎる)
  • 遺伝的要因
  • 歩き方や足の形の問題
  • 運動不足や加齢による足の筋力低下

症状と度合

  • 軽度:爪が巻いているだけで痛みはない
  • 中度:歩くと違和感や軽い痛みがある
  • 重度:皮膚に爪が食い込み、炎症・出血・膿が出ることもある(この状態は「陥入爪」と診断されることが多い)

対処・治療法

  • 軽度の場合:正しい爪の切り方、靴の見直し、保湿など
  • 中〜重度
    • ワイヤー矯正(巻いた爪を持ち上げる)
    • プレート矯正
    • 爪の一部または全部を切除する外科手術
    • 化膿がある場合は抗生物質の使用

予防法

  • 爪をまっすぐ切る(角を切りすぎない)
  • 足に合った靴を履く
  • 毎日足を清潔に保つ
  • 定期的に足を観察する習慣をつける

もしご自身の足爪が巻き爪の疑いがあるようでしたら、お近くの病院、または専門のフットケアサロンにお問い合わせください。

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