日本の足病学に関連する学会・団体一覧|足の健康を支える専門機関

足の健康を支えるためには、正確な情報を提供し、最新の研究や治療法を共有する専門機関の存在が欠かせません。巻き爪や外反母趾、足底筋膜炎、糖尿病による足病変など、様々な足の悩みに対応するための「足病学」に関する日本の学会や団体を本記事でご紹介します。

足病学とは?|足専門の学問領域

  •  信頼できる情報源を提供することで、読者の安心と理解を深める
  • フットケアの「美容」や「リラクゼーション」だけでなく、「医療的視点」も伝えることができる
  • 足病に関わる国家資格者(医師、看護師、理学療法士、義肢装具士など)の活動を可視化する
  • 若い世代やフットケア業界を志す人々にとって、学びのきっかけとなる
  • 日本における足病学の課題や発展段階を、世界と比較しながら伝えることができる

足病学(Podiatry)は、足や足関節、足裏など下肢に関する疾患の予防、診断、治療を専門に扱う学問分野です。欧米では「足病医(Podiatrist)」という国家資格も存在し、足の専門医が常識となっています。日本でも近年、足の健康に対する関心が高まり、足病学を専門とする学会や団体が続々と設立されています。

なぜ学会や団体を知っておくべきか?

足にトラブルがある場合、自己流の対処では改善しないばかりか悪化する恐れもあります。信頼できる専門家にアクセスするには、どの団体がどの分野に強いのかを知ることが重要です。この記事を通じて、足の症状に合わせた相談先を見つけましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 足病学に関心があるのですが、日本に足病医はいますか?

👉 日本には「足病医」という国家資格は存在しませんが、整形外科医やフットケア専門士が足病学に基づいて対応しています。

Q. どの学会に相談すればよいかわかりません…

👉 一般的な悩みは日本フットケア・足病医学会、巻き爪や足の痛みなら矯正系の協会、糖尿病性壊疽ならJALASなど、症状に応じた団体を選ぶのがおすすめです。

Q. 一般人でも学会にアクセスできますか?

👉 多くの学会は医療従事者向けですが、公式サイトには患者様向けの情報や医療機関リストも掲載されていることがあります。

団体ロゴ団体名ミッション
一般社団法人
日本フットケア・足病医学会
(JFCPM)
◆一般社団法人日本フットケア学会と一般社団法人日本下肢救済・足病学会が合併して誕生 
◆看護師、医師、足病医、義肢装具士、フットケアセラピストなど、多職種が参加
◆糖尿病性足病変や褥瘡、靴やインソールに関する内容も含む
一般社団法人
日本足の外科学会
◆整形外科医を中心とした足の外科的治療に関する学会
◆外反母趾や扁平足、変形性関節症などの研究・治療が主なテーマ
日本足病学協会
(JPA)
◆下肢障害で悩むひとをゼロに近づける」ために「日本中に足病学を」普及させることを目的に
一般社団法人
日本足病予防協会
◆アメリカ型の足病医(Podiatrist)に近い理念を持ち、足病予防と教育活動に力を入れる
特定非営利活動法人
日本足育プロジェクト協会
◆子どもの足の成長と正しい靴選び・歩き方の啓発を行う団体
◆足育の視点から教育活動をする
一般社団法人
足育研究会
◆「0 歳から足の健康をまもり、100 歳まで自分の足で歩ける」社会を実現させることを目標
◆医療から靴メーカー、靴小売、サービスまで、他業種連携で組織される
日本フットケア技術協会
(JAFTA)
◆ドイツを中心としたヨーロッパのフットケア技術の導入と普及に努め、日本におけるフットケア技術の専門性の確立を目指して設立された団体
公益社団法人
日本リハビリテーション医学会
◆足部を含む身体機能全体のリハビリテーションに関する医学的研究を行う
日本靴医学会◆靴と足の健康に関する研究を行う学会
◆靴の設計・選び方・歩行と靴の関係などに関心がある方向け
日本整形靴技術協会◆整形靴技術分野の専門性の確立を図るとともに、その研究、開発、普及を通じ、国民の健康、医療、福祉の発展に寄与することを目的とする団体
一般社団法人
足と靴と健康協議会
( FHA )
◆シューフィッターの養成や認定のほか一般消費者に向けて情報を提供している
一般社団法人
日本義肢装具学会
◆義肢・装具に関する学術的な研究や技術交流を目的とした学会
◆足底板や装具による歩行改善などもテーマ
一般社団法人
日本距骨調整協会
(JATB)
◆全身を支える足首に筋肉の付着のない距骨というフリーの骨がある
◆この距骨が傾くことで全身に様々な不調を引き起こすことが最近の研究でわかってきた
一般社団法人
日本姿勢と歩き方協会
◆姿勢を保つことはあらゆる営みの基礎となり、また歩くことは生きる原動力になる
◆美しい姿勢を保ち、歩くことで心身共に健やかな生活を送ること
◆健やかな体づくりのための機会を創出し、その普及活動および担い手となる人材の育成を行うことで、人と人がささえ合う社会づくりに貢献する

足健康サポート団体

ロゴ団体名ミッション
一般社団法人
足の8020
「80歳で20分間キビキビ歩くことができる社会」の実現を通して30年後の平均寿命=健康寿命を目指し、心身絆の幸せと医療費と社会保障費削減にも繋がるアクションと市民運動を起こす非営利団体

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まとめ|足の健康は信頼できる情報から

足は「第2の心臓」とも呼ばれ、全身の健康に大きな影響を与える重要な部位です。放置せず、正しい知識と専門家のサポートを得ることで、快適な毎日が手に入ります。この記事で紹介した日本の足病学関連団体を参考に、信頼できるサポートを見つけてください。

編集:事務局(一色)