【外反母趾の原因と対策】毎日できるセルフケア&予防習慣まとめ|足の悩みは早めに対処!

外反母趾に悩んでいませんか?本記事では、外反母趾の原因と、医療に頼らずにできる日常生活でのセルフケア・予防法を紹介。足にやさしい習慣で、将来のトラブルを未然に防ぎましょう。

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依頼
・順天堂病院足の疾患センター:栗原 佑輔
・看護師:石田 麻美
・鍼灸按摩マッサージ師:一色 浩太
・理学療法士:土屋 愛奈
・作業療法士:三浦 涼華
・上級シューフィッター:萩原 正人
・元オリンピックメディカルトレーナー:田中 正幸

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外反母趾の悩み、放っておいていませんか?

「親指が内側に曲がってきた」「靴を履くと親指の付け根が痛い」
このような症状に心当たりがある方は、外反母趾(がいはんぼし)の可能性があります。

外反母趾は女性に多く見られる足の変形のひとつで、放置すると日常生活にも影響を及ぼすことがあります。
この記事では、医療機関の治療とは別に、自宅でできる予防的セルフケアや、毎日の生活で意識したいポイントをわかりやすく紹介します。

※医療効果や治療を目的とする内容ではなく、生活習慣改善を目的とした一般情報としてご活用ください。

外反母趾の主な原因

外反母趾の原因は1つではなく、生活習慣・歩き方・体の使い方が大きく関係しています。

✅ 原因1:足に合わない靴(先の細いパンプスなど)

幅の狭い靴や、つま先が細く高いヒールは、親指が外に押し出される形になりやすいです。

✅ 原因2:足指を使わない歩き方

現代人に多い「ペタペタ歩き」や「足裏全体を使わない歩き方」では、足指の筋肉が弱くなり、骨格バランスが崩れやすくなります

✅ 原因3:筋力・柔軟性の低下

特に足裏や足指、内転筋(太ももの内側)などの筋肉が弱ると、足が正しい位置に維持されにくくなります。

✅ 原因4:遺伝的要素や体質

外反母趾は家族に同じ症状がある場合、体質的に起こりやすい傾向もあります。

【セルフケア】外反母趾を悪化させない日常習慣5選

▶ 1. 足指のグーパー運動(足の筋力をキープ)

座った状態で、足の指をグー(丸める)・パー(広げる)を10回繰り返す
足指の可動域と筋力の維持に役立ちます。


▶ 2. タオルギャザー(足裏のアーチを育てる)

床にタオルを敷き、足の指でたぐり寄せるようにして動かします。
1日片足ずつ3セットが目安。


▶ 3. 靴選びを見直す

  • つま先にゆとりがあるもの
  • ヒールが3cm以下
  • 足にしっかりフィットする構造

を意識しましょう。インソールやサポーターも市販されています(雑貨として利用可能)。


▶ 4. 足裏マッサージで血流を促す

テニスボールや木製ローラーを使って、足裏を優しく転がすようにマッサージ
緊張を緩めて、足指の動きがスムーズになります。


▶ 5. 正しい姿勢と歩き方を意識する

  • かかとから着地 → 足指でしっかり蹴り出す
  • 内股やがに股にならないよう、まっすぐ前を向いて歩く

意識するだけでも、足の使い方が変わり、負担のバランスが改善されます。


【注意点】違和感が強いときは医療機関へ

本記事で紹介した内容は、軽度の外反母趾や予防目的の生活習慣改善に向けたものです。
すでに強い痛み・炎症・歩行困難などがある場合は、自己判断せず、整形外科などの専門医へご相談ください。

まとめ|外反母趾は「毎日の積み重ね」で悪化を防げる

外反母趾は、日常生活での歩き方・靴選び・足指の使い方を意識するだけでも、進行をゆるやかにすることができます。

「ちょっと気になるな…」と感じた今が始めどき。
今日からできるセルフケアで、足にやさしい生活習慣を取り入れてみましょう!

編集:事務局(一色)・森園