肥厚爪とは?

肥厚爪(ひこうつめ)とは、爪が通常よりも分厚く硬くなってしまった状態を指します。主に足の爪に多く見られ、特に親指に起こりやすいのが特徴です。加齢や長年の圧迫、外傷、爪白癬(爪の水虫)、血流の悪化などが原因となり、爪が厚く変形してしまいます。

通常は皮膚の色が透過するためピンク色に見える爪も、厚みが増し、透過性が下がることで、黒や白っぽく、黄色っぽく変色することがあります。

医学的には「爪甲肥厚」とも呼ばれ見た目や日常生活に支障をきたすことがあります。

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※医療連携に関しましては「ドクターネイル爪革命」にご相談ください。

肥厚爪の原因

本来、爪は爪母(そうぼ)と呼ばれる爪の付け根にある部分が、細胞分裂することにより、爪が伸びます。爪母には爪の成長に必要な栄養を補給するための血管や神経、リンパ管などが通っています。

外的刺激・慢性的な圧迫

きつい靴や足の変形により、爪の根元(爪母)に慢性的な圧迫や過度な圧力がかかると、防御反応で厚くなるり、角質も過剰につくられます。 

②加齢

年齢を重ねると、爪の成長速度が遅くなり、代謝や血行が悪くなり、厚くなりやすい傾向があります。

③外傷・爪の損傷

爪をぶつけたり、強く圧がかかったりすると、爪母がダメージを受けて正常な爪が作られなくなります。

④爪白癬(爪の水虫)

白癬菌(カビの一種)に感染すると、爪が厚く・濁り・もろくなります。肥厚と混同されがちでさが、検査で区別できます。

⑤血流障害

血流が低下することで栄養が爪に行き届かなくなる・糖尿病などの慢性疾患 足先への血流が悪くなると、爪の成長異常を起こしやすくなります。

見た目の特徴

  • 爪が分厚く盛り上がる
  • 色が黄白色〜茶褐色に変色していることが多い
  • 表面がボコボコして凸凹がある
  • 爪が巻いてくる(巻き爪と合併)

医療的ケア

※医療機関での受診が必要になります。

  • 皮膚科での診察・白癬検査(顕微鏡検査)
  • 必要に応じて抗真菌薬(飲み薬や塗り薬)

軽度の場合のセルフケア

  • 爪を柔らかくするために入浴後にカットする
  • ヤスリや爪削り器で表面を整える
  • 清潔・乾燥を保ち、足指の間も丁寧に洗う
  • 爪用の保湿クリームを使用
  • 通気性の良い靴を履く

⚠️靴に当たって痛みが出たり、爪がはがれることもある。

⚠️爪白癬(爪の水虫)の場合、他の人にうつす可能性があるため、医療機関の受診をおすすめします。

フットケア専門店でケアする

爪の切削(デブリードメント)を行う。厚くなった爪を専用機器で削って薄くし、痛みや不快感を軽減する方法です。

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編集:高谷・事務局(一色)